木造の注文住宅を建てるメリットとは?デメリットも合わせてチェック!

公開日:2022/07/15


日本では根強い人気を誇る木造住宅は、昔も今も多くの家庭を支える素晴らしい建築物です。一方で、デザイン性も高い鉄骨造などの住宅も安定して人気があります。そこで、この記事では木造住宅の注文住宅に着目。メリット・デメリットも踏まえて解説しますので、ぜひ注文住宅を建てる際のヒントにお役立てください。

木造住宅とはどのような家?

そもそも木造住宅とは一体どんな家なのでしょうか。日本では木造住宅の歴史が長く、地震大国ながら安全性の高い木造住宅を生み出してきました。日本は国土の多くを森林が占めており、恵まれた木材生産が可能だった、という背景もあります。寺社や神社など非常に長い歴史ある建造物ももちろん木造であり、現在も日本の住宅を支えているのは鉄骨造ではなく木造です。

木造住宅は屋根や床などの建物を支える構造がすべて木でできています。木造住宅は構造を変えやすく、一度建てた住宅であっても耐震構造に影響しない部分であれば間取りの変更なども容易です。木という貴重な自然の資源を生かしながら家族の成長と共に形を変えることができるという魅力があります。

木造の注文住宅を建てるメリット

理想の家を求める際に木造の注文住宅を建てる場合には、どんなメリットがあるでしょうか。この項では木造の注文住宅のメリットを4つ紹介します。

施工費用が抑えられる

価格が高くなりがちな鉄骨やコンクリートの住宅と比べると、安定して供給されている木材による住宅は価格が安く抑えられます。構造全体のコストを押さえられれば内装や外観に費用をかけられるのです。木材のコスト自体は上昇していますが、住宅建築の際に必要な下処理が鉄骨造りなどその他の建造物に比べると少ないため、今後も施工費用は安く抑えられるでしょう。

日本の環境に向いている

日本は四季が豊かな美しい国ですが、高温多湿であり年間を通して湿気に悩まされやすい環境です。木材はよく呼吸をしているといわれますが、施工後も優れた調湿性を生かして湿気を快適な状態へと導いてくれます。木材が独自に湿気を調節してくれるため、カビが発生しにくく快適な空間で過ごすことが可能です。

癒される空間を得られる

木造住宅は木の豊かな香りを楽しめる住宅です。杉やヒノキなどの種類が木造住宅には使われることが多く、木の心地よい香りが住宅内に漂ってくれます。素材にこだわりヒノキなどのハリを使えば、香りだけではなく重厚感のある内装に仕上がり、伝統的な和風建築のよさを体験することも可能です。木造建築を建てる際には床材に天然木を使用することでより一層木のよさを味わうこともできます。

室内温度が安定しやすい

木は断熱効果があるため、室内の温度が安定しやすいこともメリットのひとつです。コンクリート造りの建物は触ると冷たい感触がします。鉄骨造は熱伝導率が高いため、夏は高温になりやすいという側面があるのです。木材は熱伝導率が低いため夏は涼しく、冬は暖かい住宅を実現できます。特に断熱材とセットで施工をすることにより、さらに快適な住宅が完成するでしょう。

木造の注文住宅を建てるデメリット

魅力的なメリットが多い木造住宅ですが、注文住宅を依頼する際には知っておくべきデメリットはあるでしょうか。この項では木造住宅のデメリットについて3つの視点で迫っていきます。

耐久性が見劣りする

木造住宅は一般的に寿命が20~30年程度といわれています。もちろん、冒頭にも触れたように、木造の建造物には非常に長い期間悠然と建っているものも多いですが、暮らしを継続していく中では一般的に20~30年程度の目安で劣化が目立つようになります。

頑丈な鉄骨造などの構造と比べると、耐久性はやや見劣りするという側面があります。とくに耐震面では木造住宅は鉄骨造に比べれば見劣りするため注意が必要です。木造住宅に中にはラーメン工法と呼ばれる耐震性に考慮した工法もありますが、一般的な木造住宅と比較するとコスト高になります。

シロアリ被害が起こりやすい

日本は白アリが発生しやすい高温多湿な環境のため、木造住宅はシロアリの被害に遭いやすいというデメリットがあります。新築の施工時にはシロアリ対策がなされていますが、施工後10年以上経過すると次第に薬剤の効果も薄れてくるためシロアリの被害が増加します、大切な住宅を支える木材をかじってしまうため、被害が拡大すると住宅の構造にも重大な支障を与えてしまいます。木造住宅を建築する以上、シロアリ対策は長期的な視点で行うことが必須なのです。

工法によってはリフォームしにくい

木造住宅はリフォームのしやすさが好ポイントなのですが、工法によってはリフォームがしにくい木造住宅もあります。安価に建築できること、耐震性が高いことで人気のツーバイフォー工法は壁面を使って耐震構造を強化している木造住宅のため、間取りの変更などのリフォームは制限があるのです。壁面を壊してしまうと構造が弱くなってしまう木造住宅もあるので制限されてしまうのでしょう。木造で注文住宅を建てるなら、費用だけでなくリフォームの有無も含めて将来を見据えることが大切です。

 

この記事では木造住宅の注文住宅を建てる際に知っておきたいメリット・デメリットについて詳細に触れていきました。日本らしい伝統家屋はもちろんのこと、デザイン性の高いモダンな住宅も木造で建てることが可能です。紹介したデメリットも踏まえた上で、注文住宅を建てましょう。

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